1. ビッグデータが医療費を削減する!?

ビッグデータが医療費を削減する!?

ビッグデータと医療費削減

ここまでに様々なお話しを交え、皆さんもビッグデータという存在がどういうものか、ある程度掴めてきているのではないかと思います。
そこで質問ですが、ビッグデータという存在が医療費を削減する可能性は考えられるでしょうか。
今国内で一つの大きな話題に挙がっているのが、個人が負担する医療費の増加です。
後期高齢化社会と呼ばれる昨今、若い人よりもご年配の方が増加してくる時代に突入しており、必然的に病気にかかる割合が増加しています。
つまり、個人レベルで医療費が大幅に増加してきているということです。
もちろん、全ての方が満足いく治療を受けられているのかは若干疑問ですが、いずれにしても、医療業界の未来を語る上で医療費の削減は外せない問題と言えるでしょう。

コスト削減に繋がる幾つかの例

そこで、ある団体が集積された医療データをクラウドプラットフォームで用いることが実現すれば、コスト削減に繋がるということで幾つかの例を提示しています。

1.治療期間が短縮する
膨大なデータを活用すれば、より適正な診断を素早く行うことができるようになり、早期での治療が可能となるため、医療費の削減に繋がる。

2.患者さん自身の健康管理の増進
ヘルスケア業界も活発化しており、個人が病気になる前に健康状態を把握しようとする動きが活発化している。
クラウドプラットフォームを用いることで遠隔から健康を管理することができるようになり、来院、入院の機会が減少することが期待できる。

3.医師のパフォーマンス向上
集積されたデータは、医師のパフォーマンスも向上させることが考えられます。
既にカリフォルニアのある病院では、医師のパフォーマンスを分析することで、医療費を年間1380万ドルものコストカットに繋げたという実績も発表されています。

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医療現場でのビッグデータ活用例一挙公開

医療業界の未来を担うビッグデータ

医療業界の未来をある意味で背負っているビッグデータという存在。
集積された情報からは様々な事実が発見され、また、多くの患者さんを救うことになるでしょう。
世界中で注目されるビッグデータの活用法、実は医療現場においても実用化されている例がありますので、今回はその例を一つ取り上げてみたいと思います。

・Practice Fusion電子カルテサービスが起こしたクラウドソリューション
Practice Fusionは医療従事者向けの電子カルテ(EHR)サービス。サービス当初より無償で提供され、正に画期的とされました。
使いやすい内容は多くの医師などから支持を集め、特に個人病院などにとっては無料で使いやすい電子カルテが扱えるようになるということで、重宝されていました。
その後、医療記録を追跡することのできるクラウドアプリケーションも開始され、プラットフォームが構築されていきます。
今では処方箋の作成、様々なスケジューリング、オンライン予約なども全てサービス内で無料で出来るようになっています。
こうした機能が評価され、このサービスを利用する医療従事者は15万人を超え、集積されたデータも膨大なものになっていきます。
そして、2013年にはこの集積データを元にして、新たなデータベースを利用するサービスも開始されているようです。

当たり前のようにビッグデータを活用する時代は近い

医療現場で利用される場合には、多くの場合にこの例のような軌跡を辿っていくことになるのではないでしょうか。
気がつけば当たり前のように、ビッグデータを活用している。
そんな時代の到来は非常に近いものと思われます。

ビッグデータが魅せる医療業界の未来とは

期待を寄せられているビックデータ

様々な理由から大きな期待を寄せられているビッグデータという存在。
これまでは様々な方法を用いてマーケティングがなされていたが、昨今では集積したデータを用いて顧客、消費者の傾向を分析していくという方法が主流となっている。
医療業界におていても、前述の通り様々な活用方法が発案されており、実際に一部の医療現場であったり、医療に関わる研究において活用されている事例も多数存在しています。

パンデミックの発生予測にもビッグデータ

最近では、よくニュースにもなっているパンデミック。
このパンデミックの発生予測に関しても、データは活用されているようです。
数多くのデータが集まれば、発想一つで様々なことが実現可能となるのです。
今はまだ活用方法が限定されている感のあるビッグデータですが、集積するデータの種類、そして分析方法によっては、これまで発生条件を特定することが難しかった疾病の条件を特定することも可能となるでしょう。
また、先程のパンデミック予測の件と関連するが、いわゆる流行の発生時期、発生地域などをリアルタイム予測することも可能になることが考えられます。
そうすれば、後手後手に回っていた対応は大幅に前進し、病気の蔓延を未然に防ぐことなどもできるようになるのではないでしょうか。
医師個人のみならず、医療業界全体に大きな影響を与える存在として、その役割に期待が高まります。

画像出典元:http://jp.reuters.com/article/h7n-idJPKBN0M80F920150312

ビッグデータが医療費を削減する!?

ビッグデータと医療費削減

ここまでに様々なお話しを交え、皆さんもビッグデータという存在がどういうものか、ある程度掴めてきているのではないかと思います。
そこで質問ですが、ビッグデータという存在が医療費を削減する可能性は考えられるでしょうか。
今国内で一つの大きな話題に挙がっているのが、個人が負担する医療費の増加です。
後期高齢化社会と呼ばれる昨今、若い人よりもご年配の方が増加してくる時代に突入しており、必然的に病気にかかる割合が増加しています。
つまり、個人レベルで医療費が大幅に増加してきているということです。
もちろん、全ての方が満足いく治療を受けられているのかは若干疑問ですが、いずれにしても、医療業界の未来を語る上で医療費の削減は外せない問題と言えるでしょう。

コスト削減に繋がる幾つかの例

そこで、ある団体が集積された医療データをクラウドプラットフォームで用いることが実現すれば、コスト削減に繋がるということで幾つかの例を提示しています。

1.治療期間が短縮する
膨大なデータを活用すれば、より適正な診断を素早く行うことができるようになり、早期での治療が可能となるため、医療費の削減に繋がる。

2.患者さん自身の健康管理の増進
ヘルスケア業界も活発化しており、個人が病気になる前に健康状態を把握しようとする動きが活発化している。
クラウドプラットフォームを用いることで遠隔から健康を管理することができるようになり、来院、入院の機会が減少することが期待できる。

3.医師のパフォーマンス向上
集積されたデータは、医師のパフォーマンスも向上させることが考えられます。
既にカリフォルニアのある病院では、医師のパフォーマンスを分析することで、医療費を年間1380万ドルものコストカットに繋げたという実績も発表されています。

ヘルスケア産業とビッグデータの関係性

ヘルスケア産業とビッグデータの関係性

医療業界におけるビッグデータの使用例として、先程の記事ではバイオバンクのお話をさせていただきました。
確かに多くの検体があれば、それだけ医療に関わる研究の速度が速まるような気もしますよね。
続く今回ですが、今度はヘルスケア産業とビッグデータの関係性について少し触れてみたいと思います。
ヘルスケア産業と医療業界は非常に近い部分もありますので、何かの参考にして頂ければと思います。

『ヘルスケア産業』とは

ヘルスケア産業と言えば、最近よく見聞きするのはウェアラブル端末の存在でしょう。
衣類の形態をしているものもあれば、applewatchのように腕時計型だったり、アクセサリーのようにして使うことができるものも多数開発されています。
このように、身につけるものとして利用されるウェアラブル端末ですが、今の所はまだビッグデータとの大きな関連性は見られない状況にあります。
まだ各個人レベルでの情報展開という規模ですよね。

しかし、それらの情報が個人を越え、医療との連携に大きな期待を寄せられています。
そうすれば、今後は病院などの機関が個人の生体情報などを集積し、活用するといった未来に繋がる可能性も非常に高いのではないでしょうか。
現に、ヘルスケアに関するアプリケーションは利用者から大きな関心を集めており、知らない所でデータが集められている可能性も存在しています。
つまり、開発側もデータの集積、新たな活用に関して既に動いている可能性が極めて高いということですね。
医師だけでなく個人が自身の健康情報を管理する時代が到来しているということは、そのデータを今後医師が何らかの形で利用する機会が増えてくる、という未来を容易に想像できるということではないでしょうか。

画像出典元:http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1409/10/news050.html

あなたはバイオバンクを知っているか

『バイオバンク』とは

まだ医師の皆さんにはあまり関係がない話かもしれませんが、今世界で進んでいる一つのビッグデータを用いたプロジェクトがあります。
さて、医療用に用いられるビッグデータの中でも、ある意味最も大きな規模のものを挙げるとすれば、今回ご紹介するバイオバンクの存在は外せないのではないでしょうか。
バイオバンクがどういったものかと言いますと、これはその他のビッグデータとは少し異なっており、物理的なものをデータのようにして保管しています。
その物理的なものというのは、一般の方、あるいは病院にかかっている患者さん、こういった方からDNAや血清などを提供してもらい、それらを保管しているデータベースのことを言います。
こうやってバイオバンクに保管された情報は、最先端の医療研究等に繋げられているのです。
このようないわゆる生体情報は、医療業界の革新にとってなくてはならないものだと考えられており、欧州から始まった取り組みではあるものの、今では世界各国で多数のバイオバンクが設立されています。

動物実験の減少に期待されている

国内でも2003年には東京大学医科学研究所に設立され、二十万人以上のDNA,血清、カルテ情報などが管理されています。
臨床試験などには、これまで様々な動物が用いられることが多かったのですが、やはりヒト自身の細胞とは異なる反応を示すこともあるため、このようにヒトの生体情報や細胞を用いて研究をする必要性があると考えられているようです。
この取り組みによって、動物実験の数が減り、その犠牲が減る事も期待されています。

デジタル初心者に捧ぐビッグデータ解説

『ビッグデータ』とは?

さて、冒頭でも述べました通り、今後医療業界にはICTを活用した様々な技術が導入され、それらの儀十を用いて業務を行うことがどんどん普通になっていくものと思われます。
そこで、まずはこういった分野にあまり強くない方のために、ICTを語る上で外せない存在、ビッグデータのことを簡単にお伝えしたいと思います。
まず、ビッグデータと言うのは大きなデータのことを指しているわけではありません。
例えばスマホでも記憶容量は今や100GBを超えています。
昔は数メガ程度でしたよね。このように扱う情報の容量が年々上昇しており、情報処理速度も同時に加速しています。
このような情報はインターネット上を中心に、色々な形で集積されています。
このように集積されているデータのことをビッグデータと呼びます。例えば膨大な量の個人情報なども場合によってはビッグデータと呼ぶことができるでしょう。

最先端医療の研究とビックデータ

ビッグデータと呼ばれる物は基本的にテラバイトを超える量であり、個人情報と密接に関係したものであること。
そして、リアルタイムに変化する不定形なものも含まれてるというのがよく挙げられる特徴です。
主にマーケティング等での利用を期待して集積されているデータではありますが、医療業界でもこのデータを最先端医療の研究と結び付けていくことが検討されています。
では、具体的に医療業界においてどのように活用されているのか、あるいはどのような形があるのかということについて、次の記事以降で医師の皆さんにご紹介していこうと思います。